ヨムナビ
マキアヴェッリ語録(新潮文庫)

マキアヴェッリ語録(新潮文庫)

塩野 七生

累計読者数23
平均ハイライト数 13.1件/人
推定読了時間 約5時間28分
star総合評価 53/100
bookmarkリファレンス型
check_circle推定完走率 22%

この本について

最近、立場が変わったり責任が増えたりすると、「正しいことをしているはずなのに、なぜか物事がうまく転がらないな…」という感覚が続くことがあります。自分の善意や努力だけでは動かない場面にぶつかると、判断の基準が揺れてしまうんですよね。 『マキアヴェッリ語録』は、そんなときに一度立ち止まるための視点をくれます。きれいごとでも暴力的な合理主義でもなく、「人間はこう動くから、現実ではこうなる」という観察が淡々と並んでいて、読まれる抜粋にもそれがよく出ています。たとえば、悪しき行為は引き伸ばすほど嫌われるのに、恩は小出しのほうが効くという話は、仕事での調整や初動の大切さにそのまま置き換えられます。また、人は敬愛よりも恐怖に従いやすいが、恐れられつつ憎まれない方法もあるという視点は、感情の扱い方に悩む人には静かに刺さるはずです。さらに、実力が伴わない名声はもろいという指摘は、肩書き先行で焦ってしまうときのブレーキにもなります。 結局のところ、この本は「どう振る舞えば周囲が動くのか」を、生身の人間の反応を基準に考えたい人に向いています。いまの役割にしっくりこなさを感じている人ほど、妙に現実的な言葉が拾いどころを作ってくれる一冊です。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

塩野 七生の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「天国へ行くのに最も有効な方法は、地獄へ行く道を熟知することである」「いかなる手段もその目的にとって有効ならば正当化される」「人間は必要に迫られなければ善を行わない」...。浅薄な倫理や道徳を排し、ひたすら現実の社会のみを直視した、中世イタリアの思想家・マキアヴェッリ。「マキアヴェッリズム」という言葉で知られる彼の思想の真髄を、塩野七生が一冊にまとめた箴言集。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要