
知的生産の技術 (岩波新書)
梅棹 忠夫
マイナビ / 2014-09-25
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推定読了時間 約4時間7分
star総合評価 67/100
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この本について
日々の仕事で、机に向かっているのに頭だけがざわつく感じ、ありませんか。やることは片づいているのに、肝心の「考える時間」がどこかに吸われていく。僕もずっとそれに悩んでいて、ノート術や整理法を渡り歩いては、結局また同じ場所に戻ってくることが多かったです。 『知的生産の技術』が面白いのは、「どう整理するか」より先に、「どうすれば気持ちの乱れを減らし、考える時間をちゃんと残せるか」という視点から書かれているところでした。カードを分類しなくていい、むしろ未整理のまま増えてもいいという発想は、僕にとってかなり救いでしたし、資料・事務作業・考える場所を分けるという空間の話も、思考が散らかる理由を腑に落とさせてくれました。さらに、線を引いた箇所を読み返し、なぜそこに印をつけたのかを問い直すという読み方は、知識を「溜める」のではなく「使う」流れをつくりやすいと感じました。 道具よりも、日々の情緒の流れをどう整えるかに関心がある人には、特に刺さると思います。僕自身、これを読んだから劇的に変わったわけではないですが、「あ、考える時間ってこう守るのか」と静かに方向が変わったのはたしかです。
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出版社による紹介
イマドキの知的生産は「技術」×「センス」 私たちは、インターネットという情報ネットワークを自在に操り、クラウドに膨大な情報を蓄積して、それらにパソコンやスマートフォンなどからいつでもどこからでもアクセスできる時代に生きているのです。しかし、私たちが日々生み出している情報は、こういった環境の進化に追いついているでしょうか?道具や環境が整った今だからこそ「知的生産」のための技術について、あるいは「知的生産」とはそもそもどういったものなのか、その源流をたどる必要が高まっています。「Evernote」というノートアプリを使っている方も多いかもしれません。その原型とも言える「京大型カード」の活用を起点にまとめられた大ベストセラーが、生態学者、民族学者、情報学者、未来学者であり「知の巨人」と呼ばれた梅棹忠夫先生が執筆された古典的名誉『知的生産の技術』です。この本には「個人が情報をどう記録し、いかに活用するか」というノウハウが凝縮されていて、ほぼそのままEvernoteのような現在の情報整理ツールに活かすことができます。梅棹先生が「知的生産の技術」として提唱された、情報の集め方、記録の仕方、そしてアウトプットの仕方などのアプローチは、今日から実践できるとても身近で実直なものです。本書はそんな「知的生産の技術」をできる限り現代の私たちも活かせるように再解釈し、いま私たちの周囲にある道具や環境に適用できるようアップデートを試みました。国立民族学博物館でウメサオタダオ展の企画運営を担当した小長谷有紀先生にも協力をいただき、できる限り梅棹先生がどう考えて、実際どのように取り組んでいたのか、確認しながらまとめた一冊にもなっています。
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