
なぜ、戦略を実行するのはむずかしい? 組織のなやみ研究所
株式会社富士ゼロックス総合教育研究所
この本について
戦略の話になると、頭では分かっているつもりなのに、実際の現場では「結局みんな同じ方向を向いていない気がする…」とか「戦略は理解したはずなのに、なぜか行動が変わらない」というモヤモヤが残ったまま動き出せないことが多いですよね。僕自身、戦略ミーティングの翌日にいつもの業務に流されてしまうことが何度もありました。 この本を読んで腑に落ちたのは、「戦略を実行できない理由は、やる気やスキル以前に“理解の質”が足りていないことが多い」という視点でした。ただ説明された内容を知っているだけでは、人は動けない。なぜその戦略が必要で、何を優先して、何をやめるのか。そこまで自分ごと化できないと、行動が変わらないままになる。さらに、日々の業務は納得していても、部門戦略そのものには納得していないという、あのギャップの話がまさに現場あるあるで、思わず手を止めました。 もう一つ刺さったのは「思考させるためのコミュニケーション」という考え方です。上司が丁寧に説明しても、相手が自分で考えない限り、本当の意味で主体的には動かない。これは自分が人を動かそうとするときにも、逆に動かされる側のときにも思い当たるところが多かったです。戦略そのものの優劣より、“実行力”で差がつくという話も、現実的で重たいけれど目を逸らせないポイントでした。 戦略をつくる側にも、受け取る側にもモヤモヤがある。その正体を地に足のついた言葉で整理してくれるので、「説明したのに動いてくれない」「戦略変更と言われても腹落ちしない」そんな行き場のない気持ちを抱えがちな人に特に刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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