
邪馬台国はどこですか?
鯨 統一郎
東京創元社 / 2024-08-30
累計読者数6
平均ハイライト数 5.2件/人
推定読了時間 約4時間17分
star総合評価 38/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも日常でも、説明できないモヤモヤにぶつかることがありますよね。自分の考えがどこから来ているのか分からないまま動いてしまって、後から「あれ、そもそも何を基準に判断してたんだっけ」と立ち止まることがある。そんなときに、この『邪馬台国はどこですか?』はちょっと不思議な効き方をします。歴史ミステリなのに、読んでいると自分の思考のクセが浮き彫りになるんですよね。 たとえば、アミダくじの由来や八苦の話、インド思想の変遷がさらっと出てくるのに、どれも「知識を披露するため」ではなく、「物事の見方をひっくり返すため」に置かれている感じがします。自分が当たり前だと思っている前提が、実はちがう角度から見ると全然違う姿になる。そういう体験を何度もさせられるので、普段の判断基準まで揺さぶられるんですよね。マーク・トゥエインの禁煙の話みたいに、耳が痛い例えも混ざっていて、自分の思い込みにちょっと笑えてしまう瞬間もあります。 この本のいいところは、歴史を神秘的に語らず、あくまで「人間の思考の積み重ね」として扱うところです。だから読んでいると、目の前の悩みも「もっと別の見方があるかもしれない」と思える余白が生まれる。知識よりも“視点の切り替え”に効く本だと思います。 自分の思考が固まってきた気がする人、あるいは「当たり前」を疑う感覚を取り戻したい人には特に刺さる一冊です。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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出版社による紹介
伝説のデビュー作! 歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、 奇想天外な連作集 カウンター席だけの地下一階の店に客が三人。三谷敦彦教授と助手の早乙女静香、そして在野の研究家らしき宮田六郎。初顔合わせとなったその日、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言を契機に歴史談義が始まった……。回を追うごとに話は熱を帯び、バーテンダーの松永も教科書を読んで予備知識を蓄えつつ、彼らの論戦を心待ちにする。ブッダの悟り、邪馬台国の比定地、聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活――を俎上に載せ、歴史の常識にコペルニクス的転回を迫る、大胆不敵かつ奇想天外なデビュー作品集。 【目次】 悟りを開いたのはいつですか? 邪馬台国はどこですか? 聖徳太子はだれですか? 謀叛の動機はなんですか? 維新が起きたのはなぜですか? 奇蹟はどのようになされたのですか? *本電子書籍は『邪馬台国はどこですか?』(創元推理文庫 新装新版 2024年8月30日初版発行)を底本としています。
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