
堕落論
坂口 安吾
千歳出版 / 200706
累計読者数49
平均ハイライト数 7.7件/人
推定読了時間 約14分
star総合評価 61/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 58%
この本について
最近、自分の弱さとか矛盾にいちいち落ち込んでしまう……そんな時期ってありませんか。強くあろうとすると逆に自分が嘘っぽく感じて、かといって弱さをそのまま出すのも怖い。僕自身、そういう堂々巡りにハマることがよくあります。 坂口安吾の『堕落論』が効くのは、「人間はそもそも矛盾しているし、堕ちもする」という前提を一度ちゃんと見せつけてくれるところです。武士道の話も、精神論を否定するためではなく、その裏にある人間の弱さを読み解くために出てきます。規律に従順でありながら本心は真逆、昨日の敵と今日笑える。その“バラバラさ”を恥ではなく前提として置いていいんだ、という視点が少しだけ呼吸を楽にしてくれるんです。また「未完の美」や「堕ちることそのものが経験になる」という部分は、自分の失敗や中途半端さとの距離を変えてくれます。整っていない時期だからこそ見えるものがある、というあの感覚です。 きれいごとより“人間の面倒くささ”を正面から扱う本なので、強くなりたいというより「まずは自分をちゃんと見たい」という人に刺さると思います。
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出版社による紹介
無頼派の旗手として、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多彩で精力的な執筆活動を行い、戦後日本文学を代表する存在となった坂口安吾。代表作『堕落論』を収録。
目次
日本文化私観
青春論
堕落論
続堕落論
デカダン文学論
戯作者文学論
悪妻論
恋愛論
エゴイズム小論
欲望について
大阪の反逆
教祖の文学
不良少年とキリスト
解説
坂口安吾
作品解説
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