
続堕落論
坂口 安吾
千歳出版
累計読者数10
平均ハイライト数 8.1件/人
推定読了時間 約14分
star総合評価 56/100
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この本について
最近、「ちゃんとしなきゃ」という気持ちばかり強くて、自分の本音がどこにあるのか分からなくなることがあります。制度や常識に合わせていたはずなのに、ふと立ち止まると何かをごまかしてきた気もする。そんな時に坂口安吾の『続堕落論』を読むと、こちらの迷いを強引に正すのではなく、むしろ「揺らいでいるその場所こそ人間なんだ」と開き直らせてくれるところがあります。 安吾の言う“堕落”は破滅ではなく、人が本音で立ち直るために一度通らざるを得ない地点として描かれています。たとえば、人間は無限に堕ちきれないからこそ必ず何かの“カラクリ”をつくり、また壊しながら進む、という感覚は、完璧を求めて疲れている時にふっと肩の力を抜かせてくれるし、制度や道義からハミだす孤独を「人の実相」として受け止めてくれる姿勢にも救われます。社会に合わせる以前に、自分の欲や嫌悪をそのまま見つめていいんだと静かに教えてくれる本です。 今の自分がどこに立っているのか曖昧で、でも何かをやり直したいと思っている人に刺さると思います。安吾の言葉は甘くはないけれど、自分をごまかさずに生きたい時の心の足場になります。
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出版社による紹介
無頼派の旗手として、純文学から歴史小説、推理小説、随筆まで多彩で精力的な執筆活動を行い、戦後日本文学を代表する存在となった坂口安吾。代表作『続堕落論』を収録。
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