
腐った翼 JAL65年の浮沈 (講談社+α文庫)
森功
講談社 / 2016-04-20
累計読者数4
平均ハイライト数 1.8件/人
推定読了時間 約4時間52分
star総合評価 40/100
boltライト読書型
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この本について
仕事で大きな組織と関わっていると、「なんでこんなに話が通らないんだろう」とか、「表では綺麗に見えるのに裏側はこんな感じなのか…」みたいなモヤモヤが積もる瞬間があると思います。正面から聞けば絶対に出てこない“組織のほんとうの動き”をどう読み取ればいいのか、私もずっと悩んでいました。 この本を読むと、その感覚が少し整理されます。抜粋にもあるように、内部のやりとりがまるで別世界のように生々しく描かれていて、単にスキャンダルを暴くというより、「大きな会社が傾くとき、実際にどんな力学が働くのか」が具体的に見えてきます。たとえば法的整理すれすれの場面でどんな発言が飛び交うのかとか、親会社や子会社の売却がどれだけ現場の肌感とズレるのかとか、普段ニュースだけでは絶対に見えないレベルの空気が伝わってきます。 そしてもう一つ印象に残るのは、JALとANAの生い立ちの違いが、その後の意思決定や文化まで引っ張ってしまうという点です。同じ「航空会社」でも、土台が違えばここまで動き方が変わるのかと驚きました。自分が今いる会社の“当たり前”も、こういう歴史や構造から来ているのかもしれない、と視点が少し変わります。 大きな組織の意思決定に振り回されがちな人、自分の職場の違和感に名前をつけたい人には、じわっと効いてくる一冊だと思います。
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出版社による紹介
国に守られ、政治家と癒着し、甘い汁を吸って世界に大きく羽ばたいた“国策”企業の内実は、デタラメ経営そのものだ。御巣鷹山事故が起きても打つ手なし。社員は派閥闘争に専心し、経営陣は巨額赤字をひた隠す。乗客のJAL離れは進み、2010年1月、とうとう2兆3000億円もの負債を抱えて倒産。その破産処理には、もちろん国民の血税が投入されている。59年間にわたる堕落ぶりを描いた、組織と人間のドキュメント!
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