
地面師 他人の土地を売り飛ばす闇の詐欺集団 (講談社文庫)
森功
講談社 / 2022-09-15
累計読者数10
平均ハイライト数 5.6件/人
推定読了時間 約2時間58分
star総合評価 48/100
boltライト読書型
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この本について
最近、仕事でも私生活でも「自分の見えている世界がどれだけ本物なんだろう」と疑いたくなる瞬間が増えました。書類も人の肩書きも、一度信じてしまえば深く踏み込まずに流してしまう。忙しさの中で、確認したつもりになっている自分にドキッとすることがあります。 『地面師』を読むと、その“盲点”がどれだけ危ういかを具体的な事件の連続で突きつけられます。偽造書類がここまで精巧に作られるのかとか、所有権が一日でAからBへ、さらにCへ移るスピード感とか、現実の世界がこんな綱渡りで動いているのかと背筋が伸びます。しかも犯行グループが十人前後で役割を分担し、法律家まで巻き込んで進める組織性には、単純に「注意しよう」では届かない迫力がありました。 個人的に一番刺さったのは、地面師が最初は“普通の地上げ”から入るという話です。いきなり怪しく見えないからこそ、私たちの日常でも同じように、最初の違和感を見逃した瞬間から崩れていくことがあるんだろうなと思わされました。 華やかな商談の裏側や、不動産取引の影の仕組みを知りたい人だけでなく、「人を見るときの勘や確認の基準をアップデートしたい人」に静かに効く本だと思います。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの26%が集中しています。
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出版社による紹介
全国の不動産関係者、デベロッパー社員必読。積水ハウス、アパグループ…不動産のプロがコロッと騙された複雑で巧妙すぎるその手口。 日本中で「地面師」という詐欺師集団が跋扈している。彼らは不動産の持ち主になりすまし、勝手に不動産を転売して大儲けするのだ。騙されるのは、デベロッパーや不動産業者などの「プロ」たち。被害者の中には信じられないような大手も含まれる。あの積水ハウスが70億円、アパグループも12億円を騙し取られている。名だたるプロがコロッと騙される地面師の手口は巧妙で複雑。その内実を知るしか、詐欺から身を守る方法はない。
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