
「死にたい」と言われたら ――自殺の心理学 (ちくまプリマー新書)
末木新
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star総合評価 50/100
start序盤集中型
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この本について
「誰かに“死にたい”と言われた時、どう向き合えばいいのか分からない」。日常にそんな不安がふと顔を出すことってありますよね。正しく答えられなくても変なことを言って傷つけたくないし、自分の心まで重くなっていく感じがして、距離の取り方にも迷う。僕自身、このあたりの感覚にずっと整理のつかないところがありました。 この本が助かったのは、特別なスキルを求めるんじゃなくて、「人が死にたくなる仕組み」と「私たちのふつうの反応」を地続きのものとして説明してくれた点です。たとえば、励ましが逆に効かないケースがある理由とか、沈黙すら意味のある関わりになることとか、言われてみれば自然なのに、日常ではつい忘れてしまう視点が丁寧に置かれています。また、相談を受ける側がしんどくなりすぎないように、どのレベルまで自分が関わりやすいのかを事前に考えておくという発想も、この本で初めて腑に落ちました。 どちらかといえば、万能の答えを教えてくれる本ではなく、「分からないまま関わる」ための足場を作ってくれるタイプです。誰かの話を受け止める時、自分を守りながらも誠実でいたい人にしっくりくると思います。自分の中にある怖さやためらいを否定せずに、もう少しだけ人と近づけるようになる一冊でした。
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出版社による紹介
日本では人口の2%が自殺で死亡している。自殺は本当に悪いのか、死にたい気持ちにどう対応するか――心理学の知見から考える。
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