
悪口ってなんだろう (ちくまプリマー新書)
和泉悠
累計読者数19
平均ハイライト数 14.4件/人
star総合評価 62/100
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この本について
人と話していて、ちょっとした一言が引っかかったり、自分もつい余計なことを言ってしまって後から落ち込んだり。悪口って何なんだろう、と考え出すとけっこう沼ですよね。悪いのは分かるけど、感情が動くと口が勝手に走ることもあるし、だからといって「言わなければいい」で片付くものでもない。僕自身もずっとモヤモヤしていました。 この本は、そんな感覚に少しだけ風を通してくれます。たとえば、暴言が痛みを和らげるという研究の話は、感情が乱れたときに言葉が飛び出すのは“弱さ”ではなく人間の特徴なんだと教えてくれますし、サンの人々の「大物ぶらせないための悪口」の文化は、悪口が必ずしも攻撃だけで成り立っていないことを示してくれます。そして何より、「悪口とは比較によって誰かを劣ったものにすること」という視点が、普段の会話をちょっと別の角度から見直すきっかけになります。 読み終える頃には、悪口を単なるマナー論としてではなく、人間がどう序列を作り、どう安心を確保しようとするかという、もう少し根の深い問題として扱えるようになります。表面上の“いい人でいよう”とは違う、現実的な距離感を持ちたい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
友だち同士の軽口とはなにが違うのか。あだ名はどういう時に問題になるのか。悪口を言うことはなぜ面白い感じがするのか。言葉の負の側面から、その本質を知る。
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