
教養は「事典」で磨け~ネットではできない「知の技法」~ (光文社新書)
成毛 眞
累計読者数10
平均ハイライト数 4.2件/人
推定読了時間 約3時間29分
star総合評価 36/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 15%
この本について
知らない分野に出会ったとき、「どこから手をつければいいのか分からないまま放置してしまう」こと、けっこうありませんか。検索すれば何でも分かるはずなのに、そもそも正しいキーワードが浮かばず、調べる前に気持ちが萎えてしまう。自分もよくそこでつまずきます。 この本が面白いのは、その行き詰まりを力技で突破するのではなく、視点を少しずらしてくれるところです。事典や図鑑は、開いた瞬間にすでに情報がそこに置いてあるので、キーワードを知らなくても入っていける。偶然めくったページから知らなかった世界につながっていく感じが、検索では得られない小さな発見になるんですよね。そして「字引学問くらいで十分」という考え方も救われます。専門家になる必要はなく、素人だからこそ楽しめる段階がちゃんとあるんだと。 もうひとつ刺さったのは、「将来なりたい自分を棚に並べておく」という考え方です。本棚は自分の理想像の集積場で、その中に事典があっていい。むしろ、知らない世界へ出入りするための入り口として機能する。日常でちょっと視野が狭くなっているとき、この発想はけっこう効きました。 新しい分野に踏み込むとき、最初の一歩がいつも重い人にとっては、かなりしっくりくる一冊だと思います。
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出版社による紹介
辞書・辞典・事典・図鑑。これらを、引いたり調べたりするものだと思ってはいないだろうか。また、大人になってからはすっかり縁遠くなってしまった、という人はいないだろうか。実は辞書や事典は、生涯をかけて読まれるべき、実に面白い「本」である。いまやインターネットでなんでも調べられるが、そこで得られる知識は、入力したキーワードから予測される範囲の事柄にすぎない。一方、辞書や事典を読むのにキーワードはいらない。適当にページを開けば、必ず知らない何かが記載されており、思いもよらなかった知識を得ることができるのだ。本書では、こうした類の本を「事典」と定義し、おすすめの作品を紹介する。
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