
辺境メシ ヤバそうだから食べてみた (文春文庫)
高野 秀行
文藝春秋 / 2020-11-10
累計読者数9
平均ハイライト数 3.9件/人
推定読了時間 約6時間37分
star総合評価 53/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 56%
この本について
仕事で煮詰まったり、日常がなんとなく単調に感じるときって、自分の「感覚の範囲」が狭まっているだけなのかも…と最近よく思います。安全圏で生きるのは大事だけど、そのぶん世界の“変なもの”に触れる余白がなくなっているというか。 『辺境メシ』を読んでいて一番おもしろかったのは、奇食レポではなく、著者が毎回その土地の常識に出会って、自分の基準がひっくり返っていく瞬間でした。例えば、イモムシを何の迷いもなく口に入れたら、現地の人に全力で止められるあの場面。「大丈夫の基準って、誰のものなんだろう?」と考えさせられるし、砂糖を食べ放題のアリを見て怒りながらも途中で手が止まるくだりなんかも、人間の反射的な判断が揺れる感じがすごくリアルです。 そして、こういう“境界線のずれ”があるからこそ、世界は単調じゃなくなるんですよね。鮫には脂がないから匂いがしないとか、ラクダの搾りたての乳は温かいとか、情報として知るだけでは届かない感覚が、旅の目線でスッと入ってくる。読むだけで、自分の中の世界地図が少しだけ広がる感じがあります。 「最近、ちょっと感覚が固まってきたかも…」と思う人には特に刺さる一冊です。奇抜さよりも、人の暮らしの奥にある“当たり前の違い”に触れたいときに、静かに効いてきます。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
人類最後の秘境は食卓だった!? カエルの子宮、猿の脳みそ、ゴリラ肉……。未知なる珍食を求めて、世界を東へ西へ。 子供の頃は、好き嫌いが多かったという著者は、大学の探検部の遠征でアフリカ・コンゴへ行ったのをきっかけに、 「食ビッグバン」を起こし、一気に珍食のトリコに! 世界中を訪れた探検家・高野秀行さんが綴った抱腹絶倒エッセイ! 解説・サラーム海上 ※この電子書籍は2018年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要







