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恋に至る病 (メディアワークス文庫)

恋に至る病 (メディアワークス文庫)

斜線堂 有紀

KADOKAWA / 2020-03-25

累計読者数7
平均ハイライト数 8.3件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%

この本について

人間関係って、「この人を守りたい」と思う気持ちと、「いや、本当は距離を置くべきなんじゃないか」という直感の間で揺れることがありますよね。頭では分かっているのに、情だけが先に走ってしまうあの感じ。正しさと依存の境界が曖昧になると、自分がどこに立っているのか分からなくなることもあります。 『恋に至る病』を読んで刺さるのは、まさにその“揺れ”がとても丁寧に描かれているところです。誰かの痛みに手を伸ばしたつもりが、いつの間にか自分の判断が狂っていく瞬間。加害と救済のどちらにも傾く可能性があったと気づいたときの、胸の奥が重くなる感じ。迷い続ける景と、それを見つめる宮嶺の関係に、読者自身のしんどい記憶が重なることがあるかもしれません。 この物語は、刺激的な事件そのものより、「なぜ惹かれたのか」「どこで間違えたのか」を静かに追い続ける視点が核心になっています。自分の“天秤”がどちらに傾いたのか確かめたいときや、誰かとの関係が自分の輪郭を揺らした経験がある人には、とても深く入ってくるはずです。 自分の弱さも迷いも、全部ひっくるめて見つめ直したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。 その主催者は誰からも好かれる女子高生・寄河景だった。 善良だったはずの彼女がいかにして化物へと姿を変えたのか――幼なじみの少年・宮嶺は、運命を狂わせた“最初の殺人”を回想し始める。 「世界が君を赦さなくても、僕だけは君の味方だから」 変わりゆく彼女に気づきながら、愛することをやめられかった彼が辿り着く地獄とは? 斜線堂有紀が、暴走する愛と連鎖する悲劇を描く衝撃作!
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