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悪い言語哲学入門 (ちくま新書)

悪い言語哲学入門 (ちくま新書)

和泉悠

累計読者数10
平均ハイライト数 4.9件/人
推定読了時間 約4時間56分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 32%

この本について

人の発言に「それって本当に悪口なのか」「傷ついてないならセーフなのか」と、微妙な線引きでモヤモヤすることがよくあります。仕事でも日常でも、言葉の問題は起きてから判断がぶれることが多くて、自分でもうまく整理できないまま時間だけ過ぎていく感じがありました。 この本は、そのあいまいさを論理で押しつけるのではなく、「そもそも悪口とは何をしている行為なのか」「誰も傷ついていない場面でも、なぜ僕らはそれを悪いと言えるのか」といった根っこの部分を丁寧にひらいてくれます。インフルエンザの例えのように、原因と結果を取り違える思考のクセを指摘されると、自分の中の判断基準が少しずつ組み直される感覚がありました。言語学の事実だけではなく、哲学が価値判断にどう入ってくるのかを学べるのも、この本の静かな効き目です。 「言葉の問題でいつも後から後悔する人」に特に刺さると思います。派手な結論があるわけではないのですが、言語のダークサイドに向き合うときの足場がひとつ増える、そんな読み心地の一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「あんたバカぁ?」「このタコが!」「だって女/男の子だもん」。私たちが何気なく使う言葉にも、悪い言葉がたくさん潜んでいる。では、その言葉は本当はどこが悪いのか?さらには、どうしてあの言葉はよくてこれはダメなのか?議論がつきない言葉の善悪の問題は哲学、言語学の観点から解き明かす。読み終えると「ことば」への見方が変わるはず。
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