ヨムナビ
ANA 苦闘の1000日

ANA 苦闘の1000日

高尾 泰朗

日経BP / 2022-09-24

累計読者数6
平均ハイライト数 6.8件/人
推定読了時間 約3時間49分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 46%

この本について

仕事で大きな判断を迫られたとき、「どこまでが自分の意思で、どこからが環境に押されているだけなのか」がよく分からなくなることがあります。正しい選択をしたいのに、数字と現場と理想の折り合いがつかないあの感じ。迷い続ける時間の方が長いんですよね。 『ANA 苦闘の1000日』を読んでいて強く思ったのは、巨大組織の経営陣でさえ、同じように揺れながら判断しているという事実です。ブランドをどう守るか、どこまで削っていいのか、消費者の期待値をどう扱うのか。どれも「正解らしい正解」がなくて、当事者は毎回ギリギリまで悩んでいる。そのリアルが淡々と描かれていて、読んでいるこちらの思考も少し整理されていきます。 特に刺さったのは三つで、ひとつはブランドの切り分けを間違えると信頼を一気に失うという視点。自分の仕事でも、便利さや効率を優先した結果、相手の期待を裏切ってしまう場面があるなとハッとしました。次に、現場の声を拾い続ける若手の姿勢。固定観念がないからこそ見える改善点があるという話は、自分が年々見えなくなっているものを思い出させてくれます。そして、最後に「楽観と悲観を同居させる」という経営者の苦しさ。これを読んで、迷っていること自体が前に進むプロセスなのだと少しだけ気持ちが軽くなりました。 組織の判断にモヤモヤしながら仕事をしている人や、自分の役割の輪郭をつかみたい人にはじんわり効く本だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

2020年春。空港では見たことのない景色が広がっていた。 乗客が行き交う姿も、搭乗手続きに並ぶ人たちの列もなかった。 コロナで乗客が9割以上も減ってしまった「青い翼」ことANAが生き残りをかけた1000日の全記録。 新型コロナウイルスによる未曽有のパンデミックは、航空会社の経営を大きく揺るがした。中でも、インバウンド需要の拡大と歩調を合わせるように人や機材を増やして事業規模を拡大してきたANAホールディングス(HD)への影響は大きかった。 経済誌『日経ビジネス』の記者としてANAHDを長期的に取材してきた筆者が羽田空港や成田空港、本社のある東京・汐留などで見たのは、経営陣から現場の社員までが、初めての経験に戸惑い、どうすべきか思い悩み、難局に立ち向かおうとする姿だった。それは、普段のANAがイメージさせるスマートさとはずいぶん違っていた。 ANAHDはどのように難局を切り抜け、光を見いだしつつあるのか。あのとき、経営者や社員たちは何を思い、何をしたのか。そして今、どんな課題に直面しているのか。企業が危機に陥ったときにどう動くべきかのヒントが詰まった”苦闘の1000日”の全記録。変化の時代に奮闘するあらゆるビジネスパーソンの道しるべになる1冊。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要