
ワセダ大学小説教室 深くておいしい小説の書き方 (集英社文庫)
三田誠広
集英社 / 2000-04-23
累計読者数4
平均ハイライト数 8.8件/人
推定読了時間 約4時間
star総合評価 49/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 42%
この本について
小説を書いていると、「これって読みにくいだけなんじゃないか」とか、「感情をそのまま言葉にしてしまっている気がする」とか、妙な不安がつきまといます。読み手の前で迷っている自分が丸見えになるようで、手が止まることもあるんですよね。 この本を読んで救われたのは、文章や構造の話が“技術”として淡々と語られているところでした。読みやすさが武器になる場面と、あえて読みにくさを残す意味。抽象語を避けて行動で語る理由。粗筋を理屈で固めすぎると物語が死ぬ、という指摘。どれも書いている時の「これってどうなんだろう」の正体を静かに教えてくれます。自分の文章を直す時も、変に精神論に走らず、手を動かすための基準が増えた感覚があります。 とくに、主人公が見えていない“もう一つの面”を作者は見ている、という部分は、読者としても書き手としても刺さりました。人物の二面性をどう扱うかで、作品の深さが決まるという話は、実際の生活で人を理解する時にもそのまま効きます。 書き手として迷子になりがちな人、あるいは「読みやすさ」と「深さ」のあいだで揺れている人に、ちょうどいい距離で寄り添ってくれる一冊だと思います。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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出版社による紹介
芥川賞作家・三田誠広のワセダ大学小説講義録シリーズ第2弾。第1弾で実証した「誰でも小説が書ける」からワンランク・アップ。「誰でも書ける小説をのりこえ、本物の小説を書く」具体的な方法論を開陳する。理屈ではなく理論を、理論ではなく技術を会得し、よりよい素材をより深く生かした「おいしい作品」を書くための指南書。さあ、あなたも新人賞を目指そう。
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