
9割のめまいは自分で治せる (中経の文庫)
新井 基洋
KADOKAWA
この本について
めまいって、発作の瞬間よりも「次また来たらどうしよう」という不安のほうがしんどかったりします。立ち上がったときにフワッとするだけで一日中そわそわしたり、病院で検査しても原因が見えずにモヤモヤが続くことも多いですよね。読者の方が保存していた「めまいがする → 6番 上下」というメモも、まさにあの不安な瞬間の“手がかりを求める感じ”がよく出ているなと思いました。 この本は、そういう不安に対して「とりあえず何をすればいいか」を具体的に示してくれる実務的な一冊でした。めまいの種類をざっくり分類して、症状ごとにシンプルな動きを当てはめていくので、自分の状態を“見える化”しやすいのがまず助かります。さらに、後遺症として残るケースにも触れていて、ただの体験談ではなく、どこに気をつけるべきかの現実的な線引きがあるところも安心材料でした。著者自身が46歳で出張中に発症した経験を出しているのも、働き盛りでも普通に起きるんだと肩の力が抜けるポイントです。 専門用語を多用しないので、今まさにめまいに振り回されている人でも読み進めやすいし、日常の中で「これなら続けられそう」と思える動きがいくつか見つかるはずです。こんな人に刺さると思います──病院に行くほどではないけれど、めまいが生活の“黒い影”みたいになりつつある人。 めまいの正体を一気に解決してくれる魔法の本ではないけれど、体が出しているサインを手順として扱えるようになるだけで、不安の質が変わります。迷っているあいだの“拠りどころ”としてちょうどいい距離感の一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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