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読書

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西田 幾多郎

累計読者数11
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約4時間53分
star総合評価 47/100
boltライト読書型
check_circle推定完走率 42%

この本について

読んでいて、難しい本にぶつかると急に自信がなくなることってありますよね。理解できない自分が悪いのか、それとも選んだ本が合っていないのか。ページを開いては閉じ、また別の「わかりやすい本」に逃げてしまう。その繰り返しに、どこかモヤモヤしてしまう。でも本当は、もう少し踏み込みたいし、自分の考え方ごと更新されるような読書がしたい。そんな気持ちを抱えている人が、この本の抜粋を保存しているんだと思います。 西田幾多郎の『読書』は、読書法を教える本というより、「読むとはそもそもどういう営みか」を、実体験をもとに静かに突きつけてきます。特に、理解できない本に対して「自分の思想がそこまで行かねばならない」という姿勢が印象的でした。難しいから避けるのではなく、読んでいるうちに自分の思考が少しずつ伸びていき、ある瞬間に全体がひとつにつながる。西田自身がアリストテレスを何十年越しでそう読んだという話は、背中を押されるというより「焦らなくていい」と言われているように感じます。 また「思想家の骨を摑む」という表現も、この本の核心に近いところです。言葉尻を追うのではなく、その人がどんな視点で世界を切っているのかまで掴みにいく。ある程度その骨格が見えてくると、細部まで精読しなくても「この人ならこう考えるだろう」と自然に想像できるようになる。読む側の思考の動かし方そのものを変えてくれる感覚がありました。 難しい本に向き合うとき、どう距離を取ればいいのか悩んでいる人に刺さる一冊です。理解の高速化ではなく、思考の深まりそのものを求めているときに開きたくなる本でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

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