
あなたの知らない脳 意識は傍観者である (ハヤカワ文庫NF)
デイヴィッド イーグルマン and 大田 直子
累計読者数31
平均ハイライト数 29件/人
推定読了時間 約8時間
star総合評価 64/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 17%
この本について
仕事で判断がぶれたり、感情が先に走って「なんでこんな反応しちゃったんだろう…」と後から落ち込むこと、けっこうあると思います。自分で舵を取っているつもりなのに、どこか意識とは別のところで決まってしまっている感じがする。そういうモヤモヤに、この本は少し風を通してくれました。 読むとまず、「自分の内側で起きているほとんどは意識の外側で動いている」という前提に立ち返らされます。たとえば、脳が先に状況を読み、次の行動をランクづけして、意識には“説明”だけ後から届く…という仕組みが当たり前に働いている。これを知ると、あの不可解な衝動や反応も、単なる欠点ではなく、脳が生物学的に有利だと判断した結果なんだと少し落ち着いて受け止められます。 もう一つ効いたのは、人それぞれ「出発点が違う」という視点です。記憶の扱い方も、恐怖の強さも、選ぶ戦略も、私たちは同じ土俵から始めていない。その前提を置くと、他人との比較が少し緩むし、自分に合う学び方や働き方を探す理由もはっきりしてきます。脳が重複した戦略をストックしてくれているという話も、ちょっとした救いでした。 自分の行動を完全に操縦できていない感覚を抱えている人に刺さると思います。意識のコントロールを強める本ではなく、「脳とどう折り合うか」を静かに示してくれる一冊でした。
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出版社による紹介
私たちの行動をコントロールしているのは「自分の意識」ではなかった!例えば衝突の危険をはっきり認識する前に、足は車のブレーキを踏んでいる。脳はたいてい自動操縦で動いており、意識は遠いはずれから脳の活動を傍観しているにすぎないのだ。だが、自覚的に制御することができないのなら、人間の行動の責任はどこにあるのか?意識と脳の驚くべき働きを明かす最新脳科学読本。
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