
脳には妙なクセがある (扶桑社BOOKS)
池谷 裕二
扶桑社 / 2012-08-02
累計読者数85
平均ハイライト数 35.9件/人
推定読了時間 約5時間28分
star総合評価 78/100
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この本について
日々の行動や選択に「なんで自分はこう感じてしまうんだろう」とモヤモヤすること、けっこうありますよね。気持ちの問題と言い切るには違和感があるし、かといって理屈で説明できるほど自分の心を理解できているわけでもない。そのあいだで宙ぶらりんになる感じ、僕もよくあります。 『脳には妙なクセがある』は、その宙ぶらりんを少しだけ地面に下ろしてくれる本でした。たとえば、行動していないのに「動いた」と感じる仕組みや、値段を聞いただけでワインの味が変わる脳の反応、さらには妬みやプライドといった社会的感情がどれだけ他者前提で成り立っているのかなど、頭の中で起きていることを淡々と説明してくれます。読むほどに「悩んでいたあの感じは、脳のクセだったのかもしれない」と視点が変わるんですよね。 特に刺さったのは、後知恵バイアスや過大評価の話です。正しさにしがみついたり、逆に謙遜しすぎたりする自分の癖が、脳のデフォルト設定だと思うと、ちょっと肩の力が抜けます。夢を描けなくなることを「脳の老化」と結びつける視点も、今の行き詰まりを別角度から見直すきっかけになりました。 自分の感情や判断の正体を、もう少しフラットに理解したい人に刺さる一冊だと思います。脳の不思議を知るというより、「自分を責める材料がひとつ減る」タイプの本でした。
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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出版社による紹介
あまりにも人間的な脳の本性! 最新の知見をたっぷり解説! ◎恋に必須の「シュードネグレクト効果」 ◎「オーラ」「ムード」「カリスマ」…見えざる力に弱い理由 ◎「他人の不幸」はなぜ蜜の味? ◎「損する」でも「宝くじ」を買う理由 ◎就寝前が「記憶」のゴールデンアワー 不可思議さに思わず驚嘆! 脳にはこんなクセがある! ◎「行きつけの店」にしか通わない理由 ◎何事も始めたら「半分」は終わったもの? ◎脳はなぜか「数値」が苦手 ◎「笑顔をつくる」と楽しくなる!? ◎「心の痛み」も「体の痛み」も感じるのは同じ部位 ◎歳をとると、より幸せを感じるようになる理由 ◎「今日はツイテる!?」は思い込みではなかった! ◎脳は「自分をできるヤツ」だと思い込んでいる 脳科学の視点から「よりよく生きるとは何か」を考える一冊!
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