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街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)

内田 樹

光文社 / 2010-08

累計読者数6
平均ハイライト数 21.7件/人
推定読了時間 約4時間19分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 14%

この本について

最近、何かにつけて「正しさ」や「効率」で世界を切り分けようとしてしまう瞬間があって、そのたびに自分でも息苦しくなることがあります。相手の言葉に苛立つのも、ニュースを見て不信感が湧くのも、背景の仕組みがうまく掴めていないからなんだろうな…とぼんやり思うことが増えました。 『街場のメディア論』は、そういうモヤモヤに対して派手な答えをくれる本ではありません。でも、仕組みのほうに視線を移すきっかけは確実にもらえます。たとえば、攻撃的な言葉が相手だけでなく自分をも傷つける構造や、「患者さま」という呼称が病院内のふるまいをどう変えたか、といった具体的な話を読むと、目の前の出来事の裏にある力学が少しだけ見えるようになります。また、他者からの期待が人の能力を開かせるという指摘は、仕事の意味づけを自分ひとりで抱え込んでしまいがちな時に刺さります。 全体として、世界をもう少し丁寧に見るための視点を渡してくれる本です。表面的な議論に疲れてしまった人や、情報をどう扱えばいいのか迷っている人には特に響くと思います。自分が含まれているシステムをいったん立ち止まって見直したい時に手に取ると、考え直す余白が生まれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

テレビ視聴率の低下、新聞部数の激減、出版の不調―、未曾有の危機の原因はどこにあるのか?「贈与と返礼」の人類学的地平からメディアの社会的存在意義を探り、危機の本質を見極める。内田樹が贈る、マニュアルのない未来を生き抜くすべての人に必要な「知」のレッスン。神戸女学院大学の人気講義を書籍化。
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