
脳研究者育つ娘の脳に驚く (扶桑社BOOKS)
池谷 裕二
扶桑社 / 2022-11-02
累計読者数4
平均ハイライト数 33.8件/人
推定読了時間 約4時間55分
star総合評価 74/100
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この本について
子どもの興味って、親がどれだけ働きかけても動かない時は本当に動かないですよね。逆に、ふとした瞬間にスイッチが入ることもあって、その流れをつかみきれずにモヤモヤすることも多いと思います。自分も「どう導けばいいのか」「どこまで口を出すべきなのか」で何度も悩みました。 この本は、その迷いに対して“熱く介入する”のではなく、“子どもの脳の仕組みを知ったうえで距離感を調整する”ためのヒントがかなり具体的でした。例えば、興味が芽生える瞬間を逃さない視点とか、ほめ方ひとつでやる気が減ってしまう理由とか、イヤイヤ期に鏡を使って気持ちを切り替える方法など、実生活でそのまま使える工夫が多いんです。早期教育の「先取り」よりも、思考力や疑問力を育てる環境づくりのほうが長い目では効くという話も、実感を伴って理解できました。 読みながら、「子どもを自分の作品にしなくていい」「親がいなくてもやっていける力を育てる」という視点に何度も立ち返らされます。自分が過剰に正解を与えようとしていた場面も思い出して、ちょっと肩の力が抜けました。 親として“ちゃんと導かなきゃ”と思い込みがちな人よりも、「迷いながらでも、子どもの内側から出てくる力を育てたい」と感じている人にこそ届く一冊だと思います。
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出版社による紹介
赤ちゃんからの子育てで分かった脳の不思議! 【0歳から4歳まで、月齢ごとの脳育ちフローを紹介!】 ~1歳:赤ちゃんの脳はパパよりかしこい! ~2歳:「自分」が生まれて「あなた」がわかる ~3歳:体で、言葉で、コミュニケーション ~4歳:独り立ちしてなりたい自分へ 【子育ての謎に迫るコラムも満載!】 ■記憶はいつからはじまる? ■「適当」という人間のかしこさ ■イヤイヤには「時間までつき合う」のがわが家流 ■才能は、遺伝や環境でどこまで決まるの? ■氾濫する「早期教育」の真実 ■しつけの分岐点、「ほめる」と「しかる」……est. 【本書「はじめに」より】 育児とは何でしょうか。脳にとって「成長」とは何を意味しているのでしょうか。発達中の脳はどう作動しているのでしょうか。(中略)こうした問いをとことん考えると、私たちの日常に、新しい立脚点が生まれ、世界の見え方が変わります。これこそが、育児と脳科学のコラボレーションの醍醐味。赤ちゃんの脳の成長を眺めることで、自分の脳の不思議さに気づくのです。(中略)普段、何気なくやっていることが、決して当たり前のことではなく、脳回路がもたらした奇跡なのだ、と―。
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