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日本の風俗嬢(新潮新書)

日本の風俗嬢(新潮新書)

中村 淳彦

累計読者数4
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約5時間2分
star総合評価 42/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%

この本について

ときどき、風俗について語ろうとすると、自分でもよくわからないモヤモヤが出てきませんか。善悪で割り切れないし、働く女性のリアルも想像しきれない。かといって、表面的な情報だけでは腑に落ちないまま止まってしまう。僕自身、この領域はずっと距離があったのですが、この本は「判断する前に、まず現実を知る」という入口をつくってくれました。 読者が保存していた抜粋を見ると、多くの人は“制度としての風俗”と“そこで働く個人の視点”のギャップに反応している気がします。売春防止法の成り立ちが「女性を罰するためではなく、保護のためだった」という説明や、合法と非合法の境界が実は歴史と国際政治の産物だという部分は、思い込みを静かにひっくり返してきます。また、現場の女性が「選ばれた職業」として自分の価値を捉えている描写には、こちら側の固定観念のほうが揺さぶられます。 この本のよさは、性風俗の善悪を決めつけるのではなく、制度・法律・経済・女性個人の意識変化がどう絡み合っているかを、そのままの姿で見せてくれるところです。読んでいると、自分の中にあった“単純化”がほどけていき、判断より先に理解を置けるようになる。僕にとっては、その視点の変化が一番の収穫でした。 偏見や価値観の揺れに自覚がある人、あるいは風俗というテーマを自分事として扱うのが難しかった人には、とくに刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

「そこ」で働く女性は三〇万人以上。そんな一大産業でありながら、ほとんど表で語られることがないのが性風俗業界だ。どんな業態があるのか?濡れ手で粟で儲かるのか?なぜ女子大生と介護職員が急増しているのか?どのレベルの女性まで就業可能なのか?成功する女性の条件は?業界を熟知した著者が、あらゆる疑問に答えながら、「自らの意思でポジティブに働く」現代日本の風俗嬢たちのリアルを活写する。
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