
性風俗のいびつな現場 (ちくま新書)
坂爪真吾
累計読者数5
平均ハイライト数 17.6件/人
star総合評価 57/100
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この本について
日常でふと、「自分が知っている“風俗のイメージ”ってどこまで本当なんだろう」と立ち止まることがあります。報道で語られる話と、現場で起きている現実の間にあるズレが気になっても、実態に触れる機会はほとんどありませんよね。偏見だと思いつつ、その偏見の正体がつかめないまま放置してしまう感じ、僕もずっとありました。 『性風俗のいびつな現場』は、そのモヤモヤを具体的な事例で解いてくれる一冊でした。刺さったのは、まず「激安店が成立してしまう背景がビジネスではなく社会問題の絡み合いにある」という指摘です。単なる搾取の話ではなく、差別や貧困、障害といった現実がどう店の構造に組み込まれていくのかが見えてきます。また、「風俗店で働けること自体が一つの強みになる」という視点も、自分の中の固定観念を揺さぶられました。働く女性たちを“特殊な存在”として扱う思考そのものが、どれだけメディアに形づくられていたのかに気づかされます。そして福祉とのつながりをめぐる話では、公的支援だけでは届かない層と、そこに風俗が結果的に接点をつくっているという現実が、きれいごと抜きで描かれています。 風俗を肯定も否定もせず、「現場では何が起きていて、社会とどう接しているのか」をフラットに知りたい人に向く本です。偏見の霧が少し晴れるだけで、自分の中の“見えていなかった領域”が確かに広がる感覚がありました。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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出版社による紹介
熟女専門、激安で過激、母乳が飲めるなど、より生々しくなった性風俗。そこでは、どのような人たちが、どのような思いで働いてい...
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