
映画に仕組まれたビジネスの見えざる手 なぜ映画館にはポップコーンが売られているのか (スマートブックス)
谷國 大輔
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この本について
仕事をしていると、「世の中の仕組みって、表から見えているものだけじゃ判断できないよな…」と感じる瞬間がありませんか。特に、目の前の出来事にどんな力学が働いているのか分からず、モヤっとしたまま流してしまうことが多い人もいると思います。僕もそのタイプで、映画館のポップコーンみたいな“当たり前”の裏側を説明できない自分にちょっと引っかかっていました。 この本は、映画という身近な文化の裏にある法律、立地、権利、商売の仕組みを、具体的なエピソードをもとに淡々と開いてくれる一冊です。例えば、店がロケで売上を伸ばすには「テイクアウト商品を持っているか」が決定的だったり、ロケ地選びが天候や移動コストだけでなく“人のつながり”にも大きく左右されたり、国際映画祭の規約と日本の関税法が実際には矛盾していて現場が調整に奔走していたり。こういう“現実の細部”が、映画という大きな産業を支えていることがじわっと分かります。 読んだあと、「自分の仕事でも、表側だけ追ってたら見落としていることがあるかも」と視点が変わりました。特別なノウハウ本ではないけれど、日常の判断基準が少し増えるタイプの本です。普段の景色の裏を覗きたい人に刺さると思います。
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