
シャイニング(上) (文春文庫)
スティーヴン・キング、深町眞理子
文藝春秋 / 2008-08-10
累計読者数3
平均ハイライト数 3.3件/人
推定読了時間 約5時間24分
star総合評価 29/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 21%
この本について
ときどき、自分では大したことないと思っている不安が、ふっとした瞬間に強く膨らむことってありませんか。子どものころに見た怖い絵を思い出すような、説明しづらいざわつきです。大人になれば慣れると思っていたのに、環境が変わったり、仕事が詰まったりすると、あの曖昧な恐さがまた顔を出してくる。そんなとき、「場所や状況が人の心をどう変えるのか」という視点を持てると、少し呼吸がしやすくなる気がします。 『シャイニング(上)』を読んでいて感じるのは、恐怖そのものより、「人が環境にゆっくり押しつぶされていく過程」の生々しさでした。ダニーが“絵は害を加えないってわかってる”と言いながらも怯える場面は、理屈では処理しきれない不安の正体に触れているようで、妙に胸に残ります。そして、非人間的な場所が人を怪物にしていくという一文は、「自分が最近うまくいかないのは、性格の問題だけじゃないのかもしれない」と思わせてくれる。環境要因を切り離して考えずに済むだけで、少し肩の力が抜けるはずです。 仕事や家庭で、知らないうちに心がすり減っている気がする人にとって、この物語はホラーというより、“自分を取り巻く空気を見直すための物語”として読めると思います。怖さだけを求める人よりも、今の自分の揺らぎをちょっと外側から確かめたい人に刺さる一冊です。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの67%が集中しています。
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出版社による紹介
鬼才スタンリー・キューブリック監督による映画化作品でも有名な、世界最高の「恐怖の物語」 雪に閉ざされたホテルに棲む悪霊が、管理人一家を襲う。天才キングが圧倒的筆力で描き出す恐怖! これこそ幽霊屋敷もの、そして20世紀ホラー小説の金字塔
目次
青いエアコンプレッサー
ネット
ホロコースト物語
アエリアーナ
ピジンとテリーザ
世界の終わり
墓場のダンス
炎に溺れて
道連れ
告げ口心臓
愛するお母さん
キーパー・コンパニオン
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