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アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

アンダー・ユア・ベッド (角川ホラー文庫)

大石 圭

KADOKAWA / 2001-03

累計読者数3
平均ハイライト数 10.3件/人
推定読了時間 約3時間55分
star総合評価 31/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

人の気配に敏感になりすぎる日ってありませんか。誰かの機嫌や視線を読みすぎて、自分の輪郭がぼやけていく感じ。冷静になりたいのに、胸の奥だけずっとざわついている。そんなときに、この『アンダー・ユア・ベッド』を読んだ人がどの場面で立ち止まったのかを見ると、「ああ、みんなこういうところで心を掴まれるんだな」と思わされます。 この話は、優しさとも執着とも愛情とも呼びきれない“ゆがみ”が、生活の細部から滲み出てきます。暴力の音声をただ聞くだけで体が強張るシーンに刺さった読者は、きっと「見ているだけで何もできない」無力さを知っている人です。好きな人に言いたい一言を飲み込んでしまう場面に残っている読者は、「あの一歩」を踏み出せなかった経験がある人です。そして、主人公が誰かの気配だけを頼りに生きてしまう描写に反応している人は、自分の存在価値を他者に預けがちな苦しさを抱えているのかもしれません。 この本は、読者を励ましたり整えたりしてくれるタイプではありません。でも、他人の闇を覗くことで、自分が抱えている不安や執着の輪郭が少しだけ見えるようになる。その“見え方の変化”が、読んだ後にじわっと効いてきます。人の感情の境界線に敏感な人ほど、深いところで刺さるはずです。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ある晩、突然、僕は佐々木千尋を思い出した。19歳だった彼女と僕がテーブルに向き合ってコーヒーを飲んだこと。彼女の亜麻色の髪、腋の下の柔らかそうな肉、八重歯、透けて見えたブラジャーの色や形…9年も前の、僕の人生のもっとも幸福だった瞬間──。そして僕は、佐々木千尋を捜すことにした。もう一度、幸せの感触を思い出したいと願った──。それは盲目的な純愛なのか? それとも異常執着なのか? 気鋭が書き下ろす問題作!
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