
経営者の手帳―――働く・生きるモノサシを変える100の言葉 (あさ出版電子書籍)
坂本光司
累計読者数3
平均ハイライト数 21.7件/人
star総合評価 55/100
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この本について
仕事でも組織づくりでも、「結局なにが正解なんだろう」と迷うことって多くないでしょうか。人をどう育てるかとか、やる気のないメンバーとどう向き合うかとか、目的と業績のどちらを優先すべきなのかとか…。数字を追いながらも、どこかで「これじゃない気がする」と感じているときに出会うと、妙に胸に引っかかる本があります。 坂本光司さんの『経営者の手帳』は、いわゆる“正論”を押しつけるタイプではなく、読んでいるこちらが自分の現場を自然と思い浮かべてしまう一冊でした。たとえば「社員満足なくして顧客満足なし」という言葉に対しても、きれいごとではなく「情報の公開」「なんでも言える風土」みたいな地に足のついた条件が語られている。社員の不信感が積み重なると何が起きるのか、逆に信頼を得たときどんな力が生まれるのか、その空気まで思い出させられるような感覚があります。 そしてもう一つ、この本が刺さるのは“経営者=強い人”という前提を外してくれるところです。強さを「弱い人を軸にする姿勢」で示す話や、反発してくる社員にも二種類あって見誤ると人財を失うという指摘は、どちらかというと迷いや不安の多い側に立ってくれている感じがあります。具体的な制度よりも「何を大事にして判断するか」の軸を整える本、といった方が近いかもしれません。 組織作りに迷っている人、数字を追いながらも人の顔がどうしても気になるタイプの人には、とても静かに効く一冊だと思います。
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