
経営に終わりはない (文春文庫)
藤沢 武夫
文藝春秋 / 1998-07-10
累計読者数87
平均ハイライト数 65.6件/人
推定読了時間 約2時間30分
star総合評価 77/100
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この本について
仕事を続けていると、自分の判断が近視眼的になっている気がしたり、現場の声と経営の視点のあいだで揺れたりしませんか。積み重ねてきた経験があるはずなのに、正しい筋がどこにあるのか分からなくなる瞬間って意外と多いものです。 『経営に終わりはない』を読むと、そのモヤモヤが少し整理されます。たとえば「一本の太い筋を持ちながら、状況に応じて自在に動く」という姿勢は、決断に迷ったときの足元を照らしてくれますし、「自分たちが何をしてきて、どんな効果が出たのかを現場に置いたノートで確かめる」という地に足のついた方法は、派手さがないぶん実務に落とし込みやすい。さらに、「世界を目指すなら、具体的な行動に落とすしかない」という一貫した考え方は、焦りが出てくる時代の変わり目にこそ効いてきます。どれも“経営論”というより、迷いながら働く自分にも引き寄せて考えられる話ばかりです。 派手な成功談ではなく、現場と経営のあいだで葛藤し続けた記録として読むと腹落ちします。組織の中で判断の軸を持ちたい人、そして「人を使うことが下手な人は出世しない」という一文にドキッとするような人には、静かに効く一冊だと思います。
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出版社による紹介
ピラミッド型の会社組織にしない、自社独自の製品を作る、エキスパートを陽のあたる場所に出す、一企業の枠を超えて社会的責任を負う——戦後の混乱の中、天才技術者本田宗一郎とコンビを組み、経営を一手に引き受けて本田技研を世界的な企業にまで育て上げながらも、裏方に徹して表に出ることのなかった藤沢武夫が、自らの半生を振り返って書き記した経営理念。長引く不況、企業の不祥事が相次ぐ今だからこそ、経営とは何かを見つめなおすビジネスマン必読の書!
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