
おうちで学べるセキュリティのきほん
増井 敏克
翔泳社 / 2015-07-14
この本について
ネットワークやセキュリティの話って、「なんとなく大事なのは分かるけど、仕組みとなると一気に霧が濃くなる」という人、多いと思います。僕も仕事でトラブルに巻き込まれたときに、言葉だけ知っていて中身を理解できていないことに何度も冷や汗をかきました。シャドーITだとかARPだとか、聞いたことはあるのに説明できない、そんな宙ぶらりんな状態がずっと続いていたんですよね。 この本が助かったのは、難しい概念を“仕事の現場で自分がどう動けるか”に落とし込める形で説明してくれるところでした。例えば、IPアドレスやポート番号の関係を郵便の流れに置き換えてくれるおかげで、普段触れている通信がどう分解されて届いているのかが急にイメージしやすくなりますし、ARPスプーフィング対策や「使わないポートは閉じる」ような実務的な視点も、明日から自分の環境を点検するときの手がかりになります。また、削除したデータが上書きされる仕組みの話や、ログインアラートの位置づけなど、個人の生活圏にも直結する知識が多いのもありがたいところです。 技術の詳しさより「まず全体の流れを腹落ちさせたい」という人に向いている本です。ネットワークが苦手なまま仕事を続けていて、いつもどこかでモヤモヤしているなら、一度この本で基礎を整理してみると、自分の理解の曖昧さがどこにあるのか見えてきます。自分と同じように“わかったつもり”で止まっていた人ほど、しっかり効く内容だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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