
ラクガキノート術 エイムック
タムラ カイ
この本について
絵を描くのが苦手な人ほど、ノートにちょっとした図を添えたい場面で手が止まることが多い気がします。アイデアをまとめたいだけなのに、うまく形にできなくて結局文字だけで埋めてしまう。後から読み返したときに、自分でも状況が思い出せなくてがっかりすることもあります。僕自身もずっとそのタイプでした。 この本が面白いのは、「うまく描けるようになろう」ではなく、「描くハードルを思い切り下げる」方向で導いてくれるところです。丸・三角・四角・点・線の5つで十分だとか、胴体を四角にするだけで人が描けるとか、そういう“取っかかりのやすさ”がとにかく実用的なんです。描けない理由が消えていく感じがあって、気づいたらノートに絵を混ぜることが自然になっていきます。また、スパイラルマップや16分割メモみたいに、目標やタスクを絵と組み合わせて整理する方法も紹介されていて、自分の思考を客観視するのにかなり役立ちます。あと、表情の描き分けが14パーツの組み合わせでできるという話は、打ち合わせのメモにちょっと感情を添えるだけでも理解が深まるので、地味に効きます。 自分のために描く、という姿勢が軸にあるので、上手い・下手の話にならないのも救われるところです。視覚で整理できると、言葉だけでは拾えなかった気づきが残るし、翌日の自分に向けて書く感覚も掴みやすくなります。 ノートをもっと“使える道具”にしたい人、自分の考えを人に伝えるのが苦手な人には特に刺さる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
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