
住宅ローンのしあわせな借り方、返し方
中嶋 よしふみ
日経BP / 2015-07-16
この本について
家を買う話って、お金の計算だけじゃなくて、将来どう暮らしたいかまで考えないといけなくて、途中で不安になりませんか。特に、子どもが生まれるタイミングと重なると、収入が減ったり教育費が読めなかったりして、「そもそも今買っていいのか…?」と手が止まることが多い気がします。僕自身もそこが一番モヤモヤしました。 この本が助かったのは、まず“予算が膨らみやすい理由”を具体的に示してくれたところです。家の価格や金利よりも、産休で収入が減る時期、子どもの人数、学費の違いなど、生活に直結する変動のほうがダメージが大きい。そのうえで「バッファーをどれくらい持てば安心か」を、現実的な金額感で考え直せるようになります。それから「賃貸か持ち家どっちがお得か」という不毛な比較をいったん脇に置いて、今この場所で暮らすことが自分たちの生活にとって本当に楽しい選択なのか、と視点を戻してくれるのもありがたいポイントでした。 また、金利の選び方や、連帯債務・ペアローン・収入合算などの制度も、得か損かではなく“どんなリスクを取る選択なのか”の軸で説明されるので、判断するときの腹落ち感が全然違います。融資手数料やフラット20・35の違いなど、見落としがちな条件の差も、自分の生活と照らし合わせて考えられるようになります。 家を買うかどうかを迷っていて、数字だけでは踏ん切りがつかない人に特に刺さる本だと思います。損得じゃなくて、しあわせに暮らすための予算とリスクの考え方を一緒に整えてくれる一冊でした。
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多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの20%が集中しています。
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