
金持ちファミリーの「相続税」対策 ここを見逃すな!
見田村 元宣
すばる舎 / 2015-09-28
この本について
相続の話って、どこから手をつけていいのか分からないまま時間だけが過ぎていく感じがありますよね。節税のつもりで動いたことが、あとから「それ逆効果ですよ」と言われることもあって、結局なにを信じればいいのか分からなくなる。僕自身も、親の持ち家や預金をどう扱うべきか考えるたびに、正しいラインが見えずに手が止まっていました。 この本が役に立ったのは、「なんとなく聞いたことがある制度」でも、実際にどんな条件でどう効くのかを、具体的なケースで示してくれるところです。たとえば、贈与は“あげた側ともらった側の意思”が揃っていないと成立しないとか、建て替え中でも条件次第で土地の評価が下がるとか、意外と知られていないポイントが実務レベルで書かれている。しかも、配偶者への贈与が亡くなる前日でも有効とか、普通なら「本当に?」と思うような部分も、根拠つきで説明されているので判断しやすいんです。 もう一つありがたかったのは、「何をすればお得か」ではなく、「どんな状況ならこういう選択がある」という考え方が身につくこと。贈与税をあえて払ってでも相続税を抑える“攻め”の戦略や、同一生計を前提にした地代での資産移転など、裏ワザっぽく見えても、条件とリスクをしっかり踏まえた現実的な方法として紹介されているのが安心でした。相続って、正解が一つじゃないぶん、こういう“判断材料”を持っているだけで気がラクになります。 「親の財産をどう扱うのが正しいのか、ずっとモヤモヤしている人」に刺さる本です。僕もまだ迷うことばかりですが、少なくとも動くための地図が一枚増えた感覚がありました。
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多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
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