
「ミスゼロ仕事」の段取り術
藤井美保代
日本能率協会マネジメントセンター / 2013-09-10
この本について
朝イチでなんとなく業務を始めて、気づけば割り込み対応で一日が流されていく。終わったはずの仕事にまた呼び戻されて、集中も途切れがち。自分でも「段取りが甘いのかも」と思いつつ、何から見直せばいいのかよく分からないまま進んでしまう日、けっこうありますよね。 この本が刺さっていたのは、派手なテクニックよりも「見えていないせいで迷走している部分」を丁寧に言語化してくれるところでした。やるべき仕事の全体像を出すだけで、優先順位のつけ方が変わること。さらに、経験したことのない業務はあらかじめ“倍の時間がかかる”と見積もるだけで、無理のないスケジュールになること。こういう地に足のついた視点が多くて、読みながら「そりゃ回らないよな」と静かに腹落ちしました。 特に参考になるのは、割り込み仕事を減らすための工夫や、仕事を同じ性質ごとにまとめて進めるという考え方です。誰かに何度も聞かれる書類はマニュアル化しておく、色分けしてミスを防ぐ、といった小さな仕掛けによって集中できる時間が増える。目標時間を決めて進捗を把握しながら仕事を進めれば、だらだら残業してしまう日も減っていきます。 「朝のスタートがいつも曖昧なまま一日が終わってしまう人」には特に響くはずです。劇的な変化を求める本ではありませんが、日々の仕事を少しずつ整えていくための、現実的で地続きのヒントがまとまっています。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの44%が集中しています。
読書の順序
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