
英語学習は早いほど良いのか (岩波新書)
バトラー 後藤裕子
岩波書店 / 2015-08
累計読者数3
平均ハイライト数 5.7件/人
推定読了時間 約5時間7分
star総合評価 33/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 22%
この本について
英語の勉強をしていると、「子どもの頃から始めないともう遅いんじゃないか」とか、「大人になってからではネイティブみたいには無理なんだよな…」みたいな、じわっとした焦りがつきまといますよね。僕自身も、仕事の合間に勉強しては、このモヤモヤに何度も足を取られてきました。 この本が面白いのは、臨界期や言語能力について、“決めつけではなく根拠を整理する” ところに徹している点です。たとえば、動物の刷り込みの話や、脳の側方化の研究がそのまま「だから英語は早く始めるほど良い」に直結しないという説明は、大人の学びを変に卑下しなくていいんだ、と肩の力が抜けました。また、言語能力そのものが一枚岩ではなく、理論言語学・認知・社会文化など複数の視点から成り立っていると知ると、自分がどこでつまずいているのかを整理しやすくなります。「年齢の問題」一本で片づけられていた不安に、細かい輪郭がつく感じです。 英語学習をどう続けるか迷っている大人にとって、この本は“自分の立ち位置を見直すための地図”に近いかもしれません。特に、年齢を理由に引け目を感じがちな人には静かに刺さるはずです。
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出版社による紹介
子どもたちに早くから英語を学ばせようというプレッシャーが強まっている。「早く始めるほど良い」という神話はどこからきたのか。大人になったら手遅れなのか。言語習得と年齢について研究の跡をたどり、問題点をあぶり出す。日本で学ぶ場合、早期開始よりも重要な要素とは何か。誰がどのように教えるのが良いのだろうか。
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