
ライフロング・キンダーガーテン 創造的思考力を育む4つの原則
ミッチェル・レズニック、村井裕実子、阿部和広、酒匂 寛、伊藤 穰一、ケン・ロビンソン
この本について
仕事でも勉強でも、「ちゃんと学ばなきゃ」と思うほど気持ちが固くなって、手が動かなくなることってありませんか。特に新しいスキルに向き合うときほど、効率とか正しい手順ばかり気にしてしまって、そもそも自分はどう学ぶのが合っているのかが分からなくなる。僕もよくそのループに陥ります。 『ライフロング・キンダーガーテン』を読んで救われたのは、学びを“成果”ではなく“プロジェクトとしての体験”に戻してくれたところです。著者たちは「コーディングを学ぶのではなく、学ぶためにコーディングする」と言いますが、この視点に触れるだけで、知らない分野に飛び込むときの心のハードルが一段下がります。情熱のあるテーマを自分で選び、仲間と試行錯誤しながら遊ぶように進めていい。そうやって手を動かす過程そのものが、思考を拡張する“ツール”になるんだと腑に落ちました。 もうひとつ響いたのは、「創造性は突然のひらめきではなく、ゆっくり育てるもの」という姿勢です。子供たちの学びを阻むのはテクノロジーそのものではなく、それをどう使わせるかの環境だという話は、大人の学びにもそのまま重なります。環境を整えれば、自分の中に眠っている小さな創造性が動き出す瞬間は確かにある。実際、日常の中で思いついた小さな工夫を“創造性”として認めていいんだと気づけただけで、仕事の向き合い方がかなり楽になりました。 自分のペースで試しながら学びたい人、そして「正しい方法に縛られて、かえって動けなくなっている人」には特にしっくりくる一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの24%が集中しています。
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