ヨムナビ
人はなぜ、宗教にハマるのか?

人はなぜ、宗教にハマるのか?

苫米地英人

フォレスト出版 / 2015-12-11

累計読者数6
平均ハイライト数 53.5件/人
推定読了時間 約3時間2分
star総合評価 75/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 46%

この本について

ときどき、自分が何を信じて生きているのか分からなくなることがあります。宗教に限らず、社会の「当たり前」や歴史の物語まで、本当にそうなのかと疑ってしまう瞬間がある。でも、疑うほど軸が揺らぐ感じもあって、どう扱えばいいのか分からないまま放置してしまうんですよね。 この本は、そういうモヤモヤに対して「信じる/ハマる仕組み」を脳科学や歴史の具体的な話でほどいてくれます。前頭前野の進化から、人が他者に共感するようになるプロセスをたどるあたりは、信仰の問題を“特殊な誰かの話”ではなく、自分の日常の判断や思い込みにもつながるものとして見せてくれます。また、仏教やユダヤ教、キリスト教がどんな歴史的文脈で形を変えていったのかを追うくだりは、「今ある教えが絶対」ではなく、「人間の都合や時代で変化してきたものなんだ」と肩の力が抜ける感覚がありました。ゲーデルの不完全性定理まで持ち出しながら“完全な体系はそもそも成立しない”という話に触れると、信じることを怖がり過ぎなくてもいいのかもしれないと思えます。 世界観に振り回されやすい人や、何かを信じたい気持ちと距離を置きたい気持ちが同居している人に向いています。そんな揺れの背景を、少し現実的な目線で整理できる一冊でした。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt

苫米地英人の他の作品

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

■日本人だけが知らない「宗教」の本質 かつて「魔女狩り」があり、「十字軍」がありました。 神の名のもとに殺人や殺戮、戦争が行われました。 現在でも神の名のもとにテロがあり、さまざまな戦争が同時進行しています。 ■「本来、人を救うための宗教が、人殺しを正当化するのはなぜか?」 答えは簡単です。 「宗教」においては、本来、自分の宗教の信者以外は「人」ではないからです。 これが原理主義者の論理です。 この論理は大変乱暴に聞こえます。 ただ、これが少なくとも仏教以外の宗教では、 本来の論理であることを理解しておかないと、 国際社会で起きている出来事の因果を見誤るリスクがあります。 ■21世紀はテロの時代といわれます。 その背景には宗教的な対立、狂信的な宗教原理が存在します。 仏教、キリスト教、イスラム教の世界三大宗教と呼ばれるものから、 ユダヤ教、ヒンドゥー教、ありとあらゆる新興宗教まで 挙げればきりがないほどの宗教があります。 近年流行っているスピリチュアルブームや占いブームも 信仰するという意味では宗教と変わりありません 「なぜ、人は宗教(信仰)を求めてしまうのか?」 「なぜ、幸せを求める信仰心が人殺しにつながるのか?」 本書では、これらのことを、 脳科学、認知科学、分析哲学の視点から解明します。 ※本作品は2010年6月に刊行された 『なぜ、脳は神を創ったのか?』(弊社刊)を一部修正・加筆したものです。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要