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神学の思考

神学の思考

佐藤 優

平凡社 / 2022-10-07

累計読者数4
平均ハイライト数 30.8件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 71/100
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この本について

日常の中で、超越的なものとか「大きな物語」とか、頭では気になっているのに、実感としてつかめないまま置き去りにしてきた…そんなモヤモヤを抱えることが、僕にはけっこうあります。宗教とか神学と言われると身構えるけれど、完全に切り捨ててしまうと、逆に自分の判断基準がどこにも根を持たなくなるような不安もあるんですよね。 『神学の思考』が面白いのは、そこを曖昧にごまかさず、「信じられないなら、信じられるところまで合理的に考えればいい」という姿勢で進んでいくところです。此岸性に徹底的にこだわる話は、一見宗教から遠ざかるようで、実は自分が何を前提に生きているのかがクリアになっていきます。また、同じ啓示をめぐって複数の解釈が並び立つという説明は、「絶対に正しいと思いたい自分」との距離の取り方を教えてくれます。そして、ナルシシズムの話や、国家や伝統が“宗教の代用品”になってしまう構造に触れるあたりは、今日のニュースの読み方まで変えてくれました。 宗教を信じるかどうかではなく、「自分の足場をどこに置くか」で悩む人に刺さる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

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