
苦しくて切ないすべての人たちへ(新潮新書)
南直哉
新潮社 / 2024-04-17
累計読者数8
平均ハイライト数 25.5件/人
推定読了時間 約2時間48分
star総合評価 72/100
trending_up後半加速型
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この本について
最近、自分の判断に自信が持てなかったり、人との距離感で妙に疲れたりしませんか。やるべきことをこなしているのに、どこか「これで合ってるのかな」と落ち着かない。僕も同じで、特に失敗した時なんて、つい自分を責める方向に走ってしまいます。 南直哉さんの『苦しくて切ないすべての人たちへ』は、そういう時に視点を少し横へずらしてくれる本でした。例えば、「仕方がない」という言葉を、逃げではなく“過去と正解を手放す決心”として扱うところは、落ち込みやすい自分にはかなりしっくりきました。また、失敗がそのまま価値になる場面を丁寧に語ってくれるので、「ああ、この経験もう少し抱えてみてもいいか」と思えるようになる。さらに、自分が自分である根拠は他者に依っている、という考え方は、人に頼ることへの罪悪感を和らげてくれました。 派手な励ましはありませんが、日々のモヤモヤを現実的な手触りで言い当ててくれる一冊です。特に「自力だけでなんとかしようとしてしんどくなる人」には刺さると思います。僕自身、読後しばらくは物事を急いで結論づけなくてもいい気持ちになりましたし、いつもより呼吸が深くなった気がします。
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出版社による紹介
この世には、自分の力ではどうしようもないことがある。そのことに苦しみ切なく感じても、「生きているだけで大仕事」と思ってやり過ごせばいい――。「仕方なく、適当に」「万事を休息せよ」「死んだ後のことは放っておけ」など、心の重荷を軽くする後ろ向き人生訓。死者を求め辺境の霊場を訪れる人々、逸話だらけの修行時代、よい宗教とわるい宗教、親ガチャや苦の正体――恐山の禅僧が“生老病死”に本音で寄り添う。
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