
脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法
樺沢紫苑
文響社 / 201612
この本について
最近、やる気が湧かないまま朝を迎えたり、仕事に向かう前に頭がぼんやりして「今日はぜんぜん集中できる気がしない…」みたいな日が続くことがあります。自分の努力不足というより、そもそも脳の状態が整っていないだけなんじゃないかと、この本を読んで思いました。 樺沢さんの話は大げさな改革ではなく、日常の“ちょっとした行動”を整えるだけで脳のスイッチが入りやすくなる、というものが多いです。たとえば、朝に日光を浴びてリズム運動を5分だけやるとか、朝食をゆっくり噛んで食べるとか、横になって目を開けたまま5分休むとか。本当にそれだけでセロトニンが動き出して、午前の論理作業がスムーズになるのは、試してみると意外なほど実感があります。また、ノルアドレナリンやドーパミンが「慣れ」や「出っぱなし」で枯渇することがあるという話も、日々のモヤモヤの理由として妙に腑に落ちました。 読みながら思ったのは、「自分のやる気を根性でひねり出さなくていいんだ」という安心感です。脳の特性に合わせて小さな刺激を入れていくほうが、結局は仕事のスピードも精度も上がる。運動後に頭が妙にクリアになる理由や、午後になると創造的な作業のほうが進みやすい理由も、脳内物質という視点で説明されると、無理に逆らわなくていいんだなと気が楽になります。 自分のペースが最近うまくつかめない人や、気持ちより先に体と脳がついてこない感覚に心当たりがある人には、かなり刺さると思います。
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