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仏教入門 (講談社現代新書)

仏教入門 (講談社現代新書)

南直哉

KADOKAWA

累計読者数7
平均ハイライト数 40.9件/人
推定読了時間 約3時間52分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 26%

この本について

最近、「自分は何者なのか」「なぜこんなにも思いどおりにいかないのか」といった、言葉にしづらい不安を抱えている人とよく話します。表面の悩みは仕事だったり人間関係だったりするのに、その奥では“自分という存在そのもの”の揺れが続いている感じ。僕自身もずっとここでつまずいてきました。 南直哉さんの『仏教入門』は、そういう抽象的だけど切実な揺らぎに、変に励ましたり希望を持たせたりせずに、そのまま向き合わせてくれる本でした。たとえば「理解するとは、疑うことを忘れたまま信じていること」という指摘は、自己理解に少しでも安定を求めてしまう自分の癖を容赦なく突いてきますし、「本当の自分」を追いかけ続けてしまう構造そのものが不安を生む、という視点も、妙に生活の実感に近いんです。さらに、言語と自意識が“自分”という実体を作り出してしまう仕組みを説明されると、普段の悩みが別の光の当たり方をし始めて、少しだけ身の置き場が変わる感覚があります。 この本は、悩みを即座に解決はしてくれないけれど、自分の中のモヤつきがどこから生まれているのかを丁寧にたどり直すための手すりになります。特に、「変わらない自分」を前提にしてしまうから苦しむのだ、という指摘は、日常の小さな葛藤にもじわじわ効いてきました。 「自己という感覚の揺れにずっと違和感がある人」に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

法華経の受容と仏教の土着化など数々の視点から、日本仏教の深化と多様性を検証。道元や親鸞の鎌倉新仏教を日本仏教の最高峰とする通説を乗り越え、宗派を超えてダイナミックに展開する日本仏教の全体像を描きだす。
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