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枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い (朝日選書)

枕草子のたくらみ 「春はあけぼの」に秘められた思い (朝日選書)

山本 淳子

株式会社朝日新聞出版 / 2017-04-10

累計読者数6
平均ハイライト数 42.8件/人
推定読了時間 約4時間2分
star総合評価 54/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

仕事でも日常でも、誰かの気配や意図をうまくつかめずにズレた感覚だけが残る時ってあります。見えているはずなのに掴めない、そんな空白にモヤっとする感じ。僕もよくあって、「本当は何を大事にして動いているんだろう」と立ち止まることが多いです。 『枕草子のたくらみ』は、あの有名な「春はあけぼの」を“ただの情景描写”としてではなく、清少納言が定子のためにどんな思いで配置したのかを、筋道を立てて読み解いていきます。闇を書かないことで定子を守ろうとしたこと、漢籍の配置や季節の順番に込めたメッセージなど、言葉の裏にある「この人は何を願っていたのか」が少しずつ浮かび上がるんですよね。それを追っていると、自分がふだん読み飛ばしてしまう“人の意図の層”みたいなものにも気づきやすくなります。 特に、清少納言が自分の弱さに苛まれつつ、それでも定子の文化や気配を残そうと工夫していく姿は、誰かを支えながら自分も揺れている状況に重なりやすいと思います。華やかさの裏にある編集意図や、語られなかった闇の扱いを知ると、「見えていない部分こそ大事」という感覚が少しだけ腑に落ちます。 こんな人に刺さると思います。 “表に出てこない意図や気配を読む力を、もう少しだけ育てたい人”。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

藤原道長が恐れ、紫式部を苛立たせた書。それが随筆の傑作「枕草子」だ。権勢を極めてなお道長はなぜこの書を潰さなかったのか。冒頭「春はあけぼの」に秘められた清少納言の思いとは? あらゆる謎を解き明かす、全く新しい「枕草子」論。
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