
人生後半、そろそろ仏教にふれよう (PHP新書)
古舘 伊知郎 and 佐々木 閑
PHP研究所 / 2024-07-12
累計読者数5
平均ハイライト数 43.6件/人
推定読了時間 約2時間13分
star総合評価 67/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 23%
この本について
年齢を重ねるほど、「自分って何者なんだろう」とか、「この先どう折り合いをつけていけばいいのか」といった、正解のない悩みがじわじわ出てきますよね。自己啓発を読んでもどこか腑に落ちず、かといって宗教に飛び込むほどの覚悟もない。その宙ぶらりんな感じをどう扱えばいいのか、ずっと僕も迷っていました。 この本がおもしろいのは、仏教を“信じろ”とは一言も言わず、むしろ「そんなに一本化しなくていい」と背中を押してくれるところです。釈迦の教えと、自分が昔からなんとなく大事にしてきた感覚が並存していてもいいとか、「自我をブレさせないこと」のほうがむしろ苦しみを生むとか、そういう視点が入るだけで、日常のしんどさの輪郭が少し変わって見えてきます。個人的には、劣等感や固定観念への向き合い方を、“方向転換していく作業”として捉え直す話がすごく楽になりました。 そしてもう一つよかったのは、“仏教の歴史そのものが迷走している”という語りが挟まること。ヒンドゥー化したり、研究者集団になったり、俗っぽく寄せたり、その揺れ幅を知ると、「迷っている自分も別に変じゃないな」と落ち着けるんです。特別な悟りを求める話ではなく、ただ、生きる苦しみに現実的に手を当てるための視界を広げてくれる一冊です。 迷いながらも、何かの考え方に“寄りかかりすぎたくない人”にとても向いています。
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出版社による紹介
【本書の要点】●身近な死を実感した古舘氏が人生後半で出合ったのが仏教だった。 ●日本では大乗仏教が浸透しているが、本来の仏教は原始釈迦仏教。 ●自我をなくしていけば、人生の苦しみが軽減される。 ●老・病・死に直面する人生後半こそ、ブッダの教えが効いてくる。 ●釈迦の仏教は論理的な真理であり、科学との共通点が多い。 プロレスやF1の実況で人気を博した古舘氏は、なぜ人生後半で仏教に熱中するのか。老・病・死に向き合い、「生きる意味」を考えるうえで、釈迦(ブッダ)の仏教がヒントになる。釈迦仏教の碩学である佐々木氏と、自我の抑制に勤しむ古舘氏が、穏やかな心で生きる作法について議論する。 【仏教の基礎が“古舘節”でわかる!】●「これからも釈迦の“推し活”を続けていきますよ」 ●「僕にとって佐々木先生は、天下一品の“釈迦コンシェルジュ”なんです」 ●「法然の浄土宗は“ヘルプミー・ブッダ!”と極楽往生を願い、親鸞の浄土真宗は、約束された極楽往生に“サンキュー・ブッダ!”と感謝するんだ」 ●「最澄の天台宗は、阿弥陀様の信仰も法華経も詰め合わせた“仏教福袋”だ」 ●「僕も頑張れば“リトル道元”になれるかな」 【PHP研究所】
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