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あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―(新潮新書)

あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―(新潮新書)

佐藤誠一郎

新潮社 / 2022-09-20

累計読者数7
平均ハイライト数 11.4件/人
推定読了時間 約2時間11分
star総合評価 51/100
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この本について

小説を書いていて、「なんとなく物語が動かない」「前半で力尽きる」「テーマが見えてこない」といったモヤモヤを抱えることってありますよね。自分でも読み返してみると、人物の動機が弱かったり、展開が単調だったりして、どこを直せばいいのか分からなくなる。僕もずっとその沼にはまっていました。 『あなたの小説にはたくらみがない』は、その行き詰まりに具体的に手を入れてくれる本でした。特に刺さったのは、読者が楽しむのは「正義が勝つ」という結論ではなく、その途中のプロセスなんだという視点。盛り上げるために事件を足すよりも、主人公の思考や関係性の変化をどう積み上げていくかの方がずっと大事だ、という指摘はかなり現実的です。さらに、動機がテーマの土台になるという話や、物語の序盤に漂わせる「予兆」の重要性など、書き手がつい曖昧に逃しがちな部分にしっかり光を当ててくれます。 もう一つ助かったのは、同時代性や視点の高さについての扱いです。「世間より少しだけ高い目線」が物語の自然な位置になるという説明や、視点人物を固定するだけで構造が劇的に整理されるという例は、実際の原稿にすぐ反映できました。抽象論ではなく、書いているときに具体的に手が止まる場所に寄り添ってくれる感覚があります。 自分の物語がなぜ途中で失速するのか、その理由をちゃんと知りたい人に刺さる本です。僕もまさにその一人でしたが、読み終えたあと、プロットの置き場所や人物の動かし方を見る目が少し落ち着いた気がします。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

小説の新人賞には「傾向と対策」が通用しない――評価の物差しは、時代とともに常に変化し続けているからだ。では、入賞する作品としない作品の違いはどこにあるのか。古今東西の様々な名作から、作家たちの「たくらみ」を暴き、執筆の基礎からテクニックまで徹底解説。編集者として数多くの著名作家を担当する傍ら、五つの新人賞を立ち上げた著者だからこそ語れる、小説家には書けない小説の書き方!
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