
ストラクチャーから書く小説再入門
K.M.ワイランド and シカ・マッケンジー
フィルムアート社 / 2014-03-25
この本について
小説を書いていると、「出だしが弱い気がする」「人物が動かなくて話が止まる」「気づいたら説明ばかりになっている」みたいなモヤモヤって、何度もぶつかりますよね。自分も原稿を読み返すたびに、何が足りないのか分からず固まってしまうことがよくあります。 『ストラクチャーから書く小説再入門』は、その行き詰まりを“抽象的な理論”ではなく、“どこで何がズレているのか”という視点で整理してくれる本でした。特に、読者の多くが保存していた部分を見ると、みんな「冒頭の掴み」と「人物の動き」に悩んでいるんだなと感じます。始まりをどこから切り取ればいいのか。何を見せれば読者が知りたいと思うのか。人物がじっと立ち止まっているだけで物語が鈍るという指摘は、原稿の停滞感に悩んでいた自分にはかなり実感がありました。 さらに、この本が面白いのは、冒頭だけで終わらず、25%地点の転機やミッドポイントの“役割”までしっかり扱ってくれるところです。中盤で主人公が受け身から攻めに変わる瞬間をどう描くか、後半で敵の存在感をどう積み上げるかなど、書いていると迷いがちな部分の根拠が具体的に整理されていきます。プロットの流れを感覚だけで追っていた自分には、道標が立つような感覚でした。 「冒頭の掴みが弱い気がする」「人物の反応が書けず、プロットが止まる」と感じたことがあるなら、この本はかなり刺さると思います。理屈っぽすぎず、でも現場で迷ったときに手を伸ばせる実用書です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt
筆を折った人のための創作論(入門編): 一時間でストーリーが作れる『小説の書き方』とは? 作家の味方プロジェクト
らぴ

あなたの小説にはたくらみがない―超実践的創作講座―(新潮新書)
佐藤誠一郎

アウトラインから書く小説再入門
K.M.ワイランド and シカ・マッケンジー

大どんでん返し創作法: 面白い物語を作るには ストーリーデザインの方法論 (PIKOZO文庫)
今井昭彦

最高の映画を書くためにあなたが解決しなくてはならないこと シド・フィールドの脚本術
シド・フィールド、安藤紘平、小林美也子、加藤正人
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要
