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宇宙のはじまり 多田将のすごい授業 (イースト新書Q)

宇宙のはじまり 多田将のすごい授業 (イースト新書Q)

多田将

イースト・プレス / 2015-05-20

累計読者数3
平均ハイライト数 14件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 53/100
menu_book精読型
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この本について

最近、日常の小さなモヤモヤに追われていると、ふと「そもそも自分って何なんだろう」「この世界ってどう成り立ってるんだろう」と、いきなりスケールの大きい疑問に飛んでしまうことがあります。考えたところで答えが出ないと分かっているのに、なぜか気になってしまう。そんな感覚、けっこう共通じゃないでしょうか。 『宇宙のはじまり 多田将のすごい授業』は、その「気になってしまう」を一度ちゃんと受け止めてくれる本でした。難しい専門書ではないのに、プランク時間とか対称性の破れとか、聞き慣れない概念がスッと腑に落ちる説明で出てきます。たとえば、物質と反物質の“ほんのわずかな差”が今の宇宙を生んでいる、という話は、自分の生活のなかで起きている「説明できない差」まで思い返すきっかけになりました。また「物はスカスカなのに触れられるのは電子同士の反発のおかげ」という話は、当たり前に思っていた現実の裏側をつい考え直してしまいます。こういう視点の変化が、日々の悩みを少しだけ相対化してくれるんです。 そして読み進めるほど、「宇宙の話なのに、なぜか自分の話に感じる」という不思議な体験をします。宇宙の果ては想像できない、時間の始まりも理解できない。そんな“人間の限界”を前提にしているからこそ、変に悟ったような言葉に頼らず、ただ一緒に考えていける感じが心地よいんですよね。 普段から「答えのない問いを考えるのが好きな人」には特に刺さると思います。宇宙の話でありながら、肩に力が入ったときにそっと視野を広げてくれる、そんな一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

宇宙はどのように誕生し、今の姿になったのか?140億年後を生きる人類は、加速器という装置を作り出し、宇宙が生まれた瞬間―100兆分の1秒後にまで迫っている。なぜそんなことができるのか、人気素粒子物理学者がその仕組みをわかりやすく解説。ラーメンをフーフーする理由とは?人類はマカダミアナッツチョコのナッツだけを食べることができない?スキーに行った修学旅行生は夜、何をしているのか?―宇宙誕生の謎を巧みな比喩と共に描きだす。
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