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キャラクターからつくる物語創作再入門

キャラクターからつくる物語創作再入門

K.M.ワイランド and シカ・マッケンジー

フィルムアート社 / 2019-03-25

累計読者数19
平均ハイライト数 28.8件/人
推定読了時間 約3時間47分
star総合評価 60/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

物語を書いていると、「キャラの行動がブレる」「気持ちの動きが薄い」といったモヤモヤに何度もぶつかります。自分では本気で書いているつもりなのに、読み返すと人物がただプロットの都合で動いているように見えてしまう。僕もずっとそこで悩んでいました。 この本が助けてくれたのは、キャラクターの核にある「噓」と「ゴースト」を丁寧に掘り起こす視点でした。人物が何を恐れていて、なぜその欲望(WANT)にしがみつくのか。その理由が一文で言えるレベルまで明確になると、行動にもリアクションにも一本の筋が通ります。また、第一幕の「普通の世界」に、人物の噓や未熟さをどうにじませるかが具体的に書かれているので、序盤で迷走しがちなタイプには特に効きます。 読んでいて一番刺さったのは、「人物は噓を隠すために何をしているのか?」という問いでした。僕自身、プロットを先に組むとキャラの弱さを後回しにしがちでしたが、この問いを置くと、物語の前半でどんな“誤った安心感”にしがみついているのかが自然と見えてきます。結果として、第二幕の迷い方やつまずき方が無理なく描けるようになります。 キャラが“設定”ではなく“人間”として動いてほしい人には、かなり実感をくれる一冊だと思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

ストーリーにさらなる輝きを与えるための、本当に知りたかったメソッドがここに! あなたの物語に足りないのは「キャラクターアーク(登場人物の変化の軌跡)」だった!! 『アウトラインから書く小説再入門』、『ストラクチャーから書く小説再入門』で画期的な創作方法を指南してきた著者が満を辞して上梓したのが、主人公の心の動きに着目した本書である。 「キャラクターアーク」を理解すれば物語の中で登場人物が躍動し、必然的に物語の力が発揮される、なぜならキャラクターアークを書くことは物語を書くことと同義だからだ。 人物がたどる変化の軌跡=「キャラクターアーク」三つの基本形とは、「ポジティブなアーク」「フラットなアーク」「ネガティブなアーク」である。本書では、 ・キャラクターアークを作るには、まず何を考えればいいのか ・ストーリーの構成とはいつ、どのように関係し合うのか ・キャラクターアークはどんな働きをするのか ・作品の長さや内容、ジャンルに関わらず、優れたキャラクターアークを確実に作る秘訣とは何か を詳しく解説しながら創作者のモチベーションを上げ、キャラクターと物語構造についての理解を一気に深める内容となっている。 【本書の内容】 (「イントロダクション」より抜粋) プロットの構成を考える人はたくさんいますが、登場人物とその人物がたどる変化の軌跡(=アーク)に対する意識はおろそかになりがちです。人物を素直に描いていけば、心情の移り変わりは自然に表れるはずだと思われているからです。しかしそれは大きな間違いです。 「プロットと人物は一心同体」というのはプロットの「構成」と人物の「アーク」が一体だということを意味します。言い換えれば、人物の内面の移り変わり(=アーク)がしっかり構成できれば、プロットもテーマもしっかりと安定したものになるということです。 本書は、人物がたどる変化の軌跡=「キャラクターアーク」に注目し、キャラクターアークの基本形な三つの型について詳しく言及しながら、登場人物とストーリー構成がいつどのように関係し合うのかを説明しています。 登場人物の容姿・性格・属性・背景などをひたすら紙に書き出すだけでは、キャラクターは動き出しません。 「読者の心をつかんで揺さぶり、趣味の域をはるかに超えた深みのある作品」を書くためには、キャラクターアークへの理解が必要不可欠なのです。
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