
先生、どうか皆の前でほめないで下さい―いい子症候群の若者たち
金間 大介
PHP研究所 / 202402
累計読者数45
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star総合評価 73/100
trending_up後半加速型
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この本について
最近、「やりたいことを探さなきゃ」と焦る一方で、何を見てもピンと来ないまま時間だけが過ぎていく……そんな感覚の人、多い気がします。周りは前向きな言葉で武装しているように見えるのに、自分は普通でいいと思っているだけなのに、それがなぜか後ろめたい。努力したい気持ちはあるのに、何を基準に動けばいいのかよくわからない。 この本は、そんな“しっくりこなさ”の正体をていねいに言語化してくれます。特に印象的なのは、学ぶ理由や頑張る理由を「誰かに認められるため」に置いていると、永遠に満たされないままになる、という指摘です。だからといって「強くあれ」と背中を押すわけでもなく、自分の中にすでにある「好き」や「落ち着く感覚」を拾い上げるところからでいい、と言ってくれる。その柔らかい姿勢が、逆に腑に落ちる人は多いはずです。 さらに、目の前のことに向き合うための具体的な工夫として、質問の仕方やメモの取り方まで扱っていて、「結局どう動けばいいのか」が曖昧にならないのも助かります。自分の判断基準が薄いまま悩んでいるときに、まず視野を少し広げて、小さく動く方法が見えてくる本です。 「普通でいたいだけなのに、それでもどこか生きづらさを抱えている人」に、静かに効く一冊だと思います。
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