
マラソンは毎日走っても完走できない 「ゆっくり」「速く」「長く」で目指す42・195キロ (角川SSC新書)
小出 義雄
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この本について
走るのって、やればやるほど「これで合ってるのか…?」みたいな不安が出てきませんか。毎日走っているのに伸びている実感がなかったり、フォームが正しいか分からなかったり、シューズ選びですら正解が見えない。僕自身、そういう迷子みたいな時期が長くありました。 この本が面白いのは、「頑張り続ければ何とかなる」という話ではなく、負荷のかけ方や休み方、フォームの癖の見つけ方みたいな“地に足のついた改善ポイント”を教えてくれるところです。たとえば、坂道インターバルで一気に負荷を入れる感覚や、走れない日は歩きでもいいからスピード変化をつけておく考え方、あるいはシューズの反発力を手で確かめる具体的な方法まで、どれも「今日から試せること」ばかりでした。個人的には、疲れたときに“吸う”より“吐く”を意識するだけで苦しさが和らぐ話がかなり刺さりました。 もうひとつ、この本の良さは「休む勇気をどう持つか」をちゃんと言語化していることです。雨の日は“休めのサイン”だと思っていいとか、負荷をかけた翌日はゆっくり長く走る方が結果的に強くなるとか、走り込み偏重の思い込みをほどいてくれます。トレーニング日誌やシューズのソールの減りで、自分の癖を客観視する視点も、走り方を見直すきっかけになりました。 無理に追い込むより、理屈の通った練習でじわっと前に進みたい人。そんなタイプには特にしっくりくる一冊だと思います。
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