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30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)

30キロ過ぎで一番速く走るマラソン サブ4・サブ3を達成する練習法 (角川SSC新書)

小出 義雄

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この本について

フルマラソンって、結局どこでしんどくなるかといえば、だいたい 30 キロ以降なんですよね。前半は元気でも、後半で脚が動かなくなって「あれ、練習したはずなのに…」と落ち込むあの感じ。ペース配分も毎回ぶれて、結局どれが正解なのか分からないまま本番を迎えてしまう、そんなモヤモヤを自分もずっと抱えていました。 この本が効いたのは、「後半型で走るとはどういう状態なのか」が数字と練習メニューで具体的に示されているところです。たとえば、スタートから 15 キロは基準より 10 秒落として入るとか、30 キロ以降で一番速く走るとか、ふわっとした根性論ではなく、実際に体がどう動くかを踏まえたペース設計がそのまま書かれている。さらに、脚と心肺をどう鍛え分けるか、週 3 回のポイント練習をどう積むか、後半で脚が残る状態をどう作るかが、無理のない範囲で説明されています。20〜30 キロだけ走れればいい、という割り切りにも救われました。 読んでいるうちに、「結局、自分は前半で使いすぎていただけなんじゃないか」と視点が変わって、練習の組み立て方そのものを見直すきっかけにもなります。調整期に“疲れを抜きすぎない”という考え方も、実際に走ってみると妙に腑に落ちました。 特に、何度挑戦しても後半で止まってしまう人、サブ4・サブ3を現実味のある形で目指したい人にはちょうどいい本だと思います。自分と同じように、走り方の迷子になっている人ほど刺さるはずです。

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